日本はこれまで、金・銀・銅メダルを何個獲得していますか?
またどのような競技でメダルを獲得しているでしょうか。

オリンピックはもちろん、メダル獲得数によって優劣を競うものではありませんが、夏季・冬季両大会を合わせ、金123、銀116、銅130、合計369個のメダルを獲得していることは、世界有数のスポーツ大国であることを示していることになるのかもしれません。だが、この傾向が将来ともつづくかとなると、疑問符がつきます。世界各国は国威発揚のために国がらみで競技力の向上に力を傾注しているからです。
それはともあれ、2006年の第20回トリノ冬季大会まで、日本はとにもかくにも123個の金メダルを獲得してきました。では、どのような競技が金メダルを獲得してきたかを多い順に並べてみると、次のようになります。
(1)柔道 31個、(2)体操 28個、(3)レスリング 22個、(4)水泳 18個、(5)陸上競技 7個、(6)スキー 6個、(7)バレーボール、スケート 各3個、(8)ウェイトリフティング 2個、(9)射撃、馬術、ボクシング 各1個。
つまり日本は、冬季競技を含め12の競技で金メダルを掌中にしていることになります。他に銀・銅メダルを獲得している競技は、アーチェリー、サッカー、自転車、ソフトボール、テニス、馬術、ホッケー、野球、セーリング(かつての名称はヨット)の9競技に及びます(他にスポーツ芸術競技)。現在、オリンピックで実施されているのは夏季大会では28競技、冬季大会では8競技ですので、まだメダルに手が届いていないのは、ボート、バドミントン、バスケットボール、カヌー、フェンシング、ハンドボール、近代五種、テコンドー、卓球、トライアスロン(以上、夏季大会)、バイアスロン、ボブスレー、カーリング、アイスホッケー、リュージュ(以上、冬季大会)の15競技ということになります。
執筆者:伊藤公(いとう・いさお)プロフィール
1935年生まれ。明治大学文学部卒。出版社を経て66年より日本体育協会・日本オリンピック委員会(JOC)に勤務。その大半を国際部門で過ごし、80年のモスクワ・オリンピック時は国際課長だった。91年、独立しフリーのオリンピック評論家に。72年の札幌冬季大会時よりオリンピックに携わり、現場での観戦・取材は夏季・冬季合わせて10大会に及ぶ。日本スポーツ学会(スポーツ・ネットワーク)運営理事、日本スポーツ芸術協会、日本オリンピック・アカデミー(JOA)各会員。共著・共編著は『オリンピックの本』(サイマル出版会、1986年)、『近代オリンピック100年の歩み』(ベースボール・マガジン社、1994年)、『ポケット版オリンピック事典』(楽、2008年)など多数。ネット情報は『モスクワ五輪ボイコットの真相』(http://blog.livedoor.jp/itoko2/、2005年11月1日〜06年3月17日 全137回)など。






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