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asahi.com > 北京五輪への道 > 教えて!北京五輪 > みんなで聞こう!「あの人のココが知りたい」 > 古賀稔彦さんに質問!

みんなで聞こう!「あの人のココが知りたい」 日本を代表するスポーツ界のトップアスリートが、みなさんの質問に答えたり、北京五輪への思いを語ったりするインタビューコーナーです。

古賀稔彦の写真

バルセロナ五輪で金メダル!日本に感動を呼んだ「平成の三四郎」 古賀稔彦さんに質問!!

Profile

1967年佐賀県出身
日体大に進み、87〜92年全日本選抜体重別選手権をはじめ、89年、91年の世界選手権を制覇。「平成の三四郎」の異名をとる。1992年のバルセロナ五輪では、大会直前の練習で、左ひざのじん帯を痛めるけがを負いながら、金メダルを獲得。96年アトランタ五輪にも出場し、銀メダルを獲得した。2000年に現役を引退し、指導者の道へ。
04年のアテネ五輪では、女子日本代表のコーチとして活躍。2003年から、川崎市内に道場「古賀塾」を開いている。また、IPU環太平洋大学体育学部教授、同柔道部総監督、日本健康医療専門学校校長もつとめる。

たくさんの質問をいただきありがとうございました。

厳正なる審査の結果、今回は12問の質問を採用させていただき、インタビューを行いました!

Q1

一番苦しかったことは何ですか?

[名無し]さん 女性30〜34歳 東京都


A
古賀さんからの回答

胸が苦しかった時期があります。ソウル五輪のときでした。始まる前は、活躍が期待されていたので、マスコミにも注目を浴びて、周囲からチヤホヤされて。でも実際に結果が出せず、新聞にもいろいろ書かれたり、あまり知らない人からねちねち言われたりしました。
自分だって勝ちたいと思って努力してやってきて、結果として負けてしまったということなんです。でも、期待に応えられなかったときの、人の変わりようというのが怖くて、人間不信のようになって苦しかった。
でも、日本に帰ってきて、テレビで五輪の総集編がやっていたんです。日本柔道が惨敗だったという特集でした。私の試合で、私が負けたあと、観客席を映したシーンがあったんです。そこに私の両親が、会場の皆さんに対して一生懸命頭を下げているのが映っていたんです。それで急に胸が苦しくなりまして。それまでは、負けた自分が一番不幸だと思っていたんですが、実は自分以上につらい思いをしている両親の姿を見て、心苦しくなったんです。こんな思いは2度とさせちゃいけない、次は絶対に喜ばせたいと思うようになりました。それで、次も挑戦していこうという気になれたんです。


Q2

いつも柔道には期待しているのですが、最近は色々な国が強くなってきているのでなかなか難しいとは思いますが、最近特に強くなっていてこの国の選手は要注意というような国などがありましたら、教えてください。

[名無し]さん 男性45〜49歳 宮崎県


A
古賀さんからの回答

古賀さんイメージ注目する国といえば、フランスですね。フランスは柔道人口が日本の2.5倍あります。選手でいえば、重量級のリネールが一番の注目です。井上康生も破って世界チャンピオンになりました。重量級なのに、重量級ぽくない柔道をする。非常に均等のとれた体つきをしています。どういった戦いになるのかが楽しみですね。
女子でいえば、中国の重量級。中国の重量級は常に世界のトップクラスです。アテネでは、たまたま準決勝でキューバの選手に負けてしまい、日本の塚田真希選手とあたることはなかったのですが、もし当たっていたら塚田選手の金メダルも厳しかったかもしれません。
ただ、以前は限られた国だけで盛んだった柔道ですが、今は世界中に強い選手がいます。


Q3

「効果」の判定がなくなると聞きましたが、北京では日本柔道にとって「有利」とテレビで元オリンピック選手が説明していました。本当はどうなんでしょう?

[又三郎]さん 男性50歳以上 その他


A
古賀さんからの回答

効果がなくなるのは、北京五輪の後からですね。で、効果というのは、基準があいまいなところがあるんですね。同じ状態でも、審判によって、判断が変わってくるんです。
審判も人間ですから、自覚のない「ひいき目」というのがある。たとえば、日本人選手の試合の場合、柔道は日本の「お家芸」ですから日本が強いのは当たり前。で、そんな強い日本人に挑戦している側に、多少なりとも気持ちがいってしまう、という審判もいるかもしれない。そうなると、ちょっとお尻をついたぐらいで「効果」がついてしまう。そんなことも考えられます。
でも、日本に有利とはっきり言えることではないでしょう。「効果」がなくなることは、日本人選手というよりも柔道をやっている人、見ている人全体にとって、ルールが明確になり、「あれ?」と思うようなケースがなくなるという利点があると思います。


Q4

古賀さんといえば、やっぱり豪快な背負い投げが印象的です。ところで、その背負い投げについて素朴な疑問。最高で何キロぐらいまで投げられるものでしょうか。動物でいうとどの位でしょうか?ゾウはあり得ないにしても、カバとかパンダならいけそうですよね!?

[一本太郎]さん 男性30〜34歳 神奈川県


A
古賀さんからの回答

うーん。難しい質問ですね。実は、相手が何もしてなければ投げれるんですよ。
私がこれまで対戦した中で一番体重が重かった選手はというと、全日本選手権の無差別級で対戦した155キロの選手でした。そのときは、浮かせることまではできたのですが、投げることはできなかった。何もしない相手を単純に投げるだけなら、160キロぐらいでも大丈夫だと思います。


Q5

高校まで柔道に打ち込んでいましたが、それ以来道着を着ることが少なくなっていました。現在34歳ですが、もう一度柔道をしたいとの思いが強くなっています。年齢的に遅いかもしれませんが、再び柔道を始めるにあたって気をつけたほうがいいことなどがありましたら教えてください。

[たけちゃん]さん 男性30〜34歳 千葉県


A
古賀さんからの回答

古賀さんイメージまず、ゼロから出発してください。昔のイメージを持ちながら、昔のようにと思ってやると、どうしても現在の自分とギャップがある。できない自分にがっかりしたり、ケガにつながったりする。だから、ゼロから。
柔道は「柔の道」です。ゼロというのは、柔道とは自分にとって何なのかといったところをきちんと頭から学んでください。そして、柔道着の着方とか、正座の正しいやり方を再び覚えて、それから、受け身をきれいにしていこう、技を磨こうといった具合にきちんと進んで欲しいですね。技を磨くときには、古賀先生の本でも買って読んでみようとか(笑)。
再開される方の多くは、昔100できたとすると、60〜70ぐらいのところから始めようとする。それではなかなかその先に上がれない。ゼロから再開すると、きちんと伸びていきますよ。


Q6

柔道着についてどうお考えですか?青と白との柔道着だと、青が負けやすいという話や、日本は白のみを支持といった話を聞いたことがあります。私個人的には緑・黄色やピンクなど自分のモチベーションをあげる色があっても楽しいと思いました。赤も強そうです!

[あすか]さん 女性20〜24歳 愛知県


A
古賀さんからの回答
もともと柔道は、両者とも白だったんです。青が導入されたのは、柔道が盛んなヨーロッパの事情です。ヨーロッパでは柔道の人気は絶大です。特にフランスでは、サッカー、テニスに次ぐ3番目に人気のある競技なんです。だから大きな大会では、観客も多くて、テレビ放映も多い。見ている側にとって、わかりやすいようにということで、片方が青の柔道着を着ることになりました。
でも、これ以上いろんな色をつけるのは難しいかもしれません。実は、柔道着って結構高いんです。いま、柔道は世界の多くの国に広がっています。国全体が貧しいところもありますし、そうでない国でも柔道着をたくさん揃えるのは難しいという人もいる。
今のところは、青対白ということでいいと思いますよ。


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  • 久保尚太郎さん。北京でウィークリーマンションというサービスを展開している久保さんの北京五輪について伺いました。
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日本は「金」メダルを何個獲得すると思う?

日本は、2004年のアテネ五輪で16個、2000年のシドニー五輪では5個の金メダルを獲得しています。
JOC強化担当者は「北京での金メダルは5個」の見通しを発表しています。(詳細